北海道の元塩辛職人・泉博志の朝ごはん。玉ねぎと溶き卵の味噌汁に焼き鮭、炊き立てのご飯は北海道のブランド米「ゆめぴりか」そしてデザートにバナナヨーグルトを準備し、最後に泉が現役時代にこだわって作り上げた塩辛を加えた朝ごはん。泉が作り上げた塩辛「一刀流まぎり」はイカの品質や製造方法からこだわり、味わいだけではなくコリコリとした歯ごたえが特徴の上質な一品。現役を退いた現在も味の品質チェックの為、後輩へと受け継いだ塩辛を取り寄せて毎朝欠かさず食べるという職人のこだわりが詰まった朝ごはんは必見です。
北海道の元塩辛職人・泉博志さん。『伝説の朝ごはん』第88回(2026年4月13日公開)の食卓には、炊きたてのゆめぴりか、焼き鮭、玉ねぎと溶き卵の味噌汁、そして泉さんが現役時代に自ら開発したイカの塩辛が並びました。その塩辛には、職人ならではのこだわりがあります。
この日の献立
ご飯(北海道のブランド米・ゆめぴりか)
玉ねぎと溶き卵の味噌汁
焼き鮭
イカの塩辛(泉さんが現役時代に開発した一品)
梅干し
バナナヨーグルト
味噌汁は、だしでくし切りの玉ねぎを煮て、味噌を溶き入れたら溶き卵を流すだけ。鮭はフライパンにアルミホイルを敷いて焼き、バナナは一口大に切ってヨーグルトと重ねます。台所に立つのは30分ほど。特別な料理はひとつもない、北海道の朝ごはんです。
元塩辛職人の、朝の塩辛
もともと塩辛職人だった泉さん。朝も塩辛を食べています。
船の上で、一本ずつ凍らせたイカ
コリコリ感は、原料の段階で決まる。使うのは「船凍イカ」——獲れたイカを船の上ですぐ、一本ずつ急速冷凍したものです。
「凍るまでに鮮度が落ちてしまうので、そういうイカを使うと最初からだらんとなってしまう。原料からチェックして吟味してね、一本凍結のイカを必ず使うように指示している」
イカはすべて手切り。泉さんが目指してきたのは、刺身で食べられる状態のイカで作る塩辛でした。
「お刺身で食べるような状態のイカで作っている塩辛は、全然歯ごたえが違って、コリコリって音を聞いてもわかる。それくらいコリコリしているんですよ。そういうイカの塩辛が作りたくて、ずっとやってきたんですけどね」
なぜ、朝に塩辛なのか
朝ごはんに塩辛を食べるようになったのは、函館に長く暮らしていたからだといいます。
「朝獲れたイカを売りに来るんですよ、トラックで。そういう人はみんな刺身ですぐイカを食べますけどね。刺身だったらその日だけのものなので、塩辛にしてしまうと、やっぱり4・5日大丈夫なので」
卵焼きもいいけれど、それだけでは飽きてくる。
「朝ごはんでね、ちょっと辛めのものが欲しい時に塩辛食べると、メリハリが利くっていうかね」
この日も、残った塩辛は翌朝に回して、朝ごはんのあとは日課の読書へ。
泉さんにとって、朝とは
「大事ですね、朝は。出来るだけ早く起きられる様にして、朝晩きっちり食べるっていうのが一番、体調を維持していく為には大事なことだと思います」
この塩辛を、お届けするまで
この塩辛は、もともと商品として紹介するために撮影したものではありません。泉さんの朝の食卓に、自然に置かれていた一品でした。
ところが放送後、ご覧になった方々から、この塩辛についてのお問い合わせが数多く届きました。イカを一杯ずつ手で切って仕込むこの塩辛は、本来たくさん作って広く売れるものではありません。それでも、番組を見てくださった方にも同じ味を届けられないかと、制作班から泉さんに無理をお願いし、特別にご協力いただけることになりました。
手づくりのため、ご用意できる数には限りがあります。
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