洞窟探検家・吉田勝次の朝ごはん。遠征前の朝は、寝袋を片付けるところから静かに始まります。主食は木綿豆腐一丁。ささみ、卵、乾燥わかめ、とろろ昆布をフライパンひとつで一気に火入れし、仕上げに鰹節と韓国のりをかけた即席の一皿。包丁は使わず、調理も洗い物も最短で済ませるのが吉田流です。キウイは皮ごと食べ、食後はコーヒーを淹れながら翌日からの九州遠征に向けた準備へ。洞窟という過酷な未知に挑み続けるため、動物性と植物性のたんぱく質を意識的に組み合わせた毎朝のルーティン。朝ごはんは、一日を動かすためのエンジンと語る彼の日常をつなぐ朝ごはんは必見です。
洞窟探検家の吉田勝次さん。『伝説の朝ごはん』第73回(2025年12月22日公開)の食卓には、木綿豆腐にささみと卵を合わせた一皿と、皮ごと食べるキウイ、そしてコーヒーが並びました。毎日同じものを食べるという朝ごはんの考え方と、果物を皮ごと食べるようになった理由、そして洞窟へ向かう理由についてです。
この日の献立
ぶっちゃけ飯(木綿豆腐・ささみ・卵)
キウイ
コーヒー
寝袋を片付けたら、調理開始です。切った木綿豆腐をフライパンに入れ、ささみ、水、乾燥わかめを加えて、卵を4個割り入れます。とろろ昆布を加えて火を通し、鰹節と韓国のりをかけたら完成。食べるときに醤油をかけ、途中でごまにんにくを加えて味を変えます。キウイは皮をむかず、そのまま。調理はおよそ10分です。食後は、翌日から控えた九州での探検に向けて準備に取りかかり、命綱を鞄に詰めていました。
最短で作り、最短で片付ける
「毎日同じものを食べているんだけど、とにかく最短で作れる」
木綿豆腐が主食。そこにささみと卵を合わせます。
「豆腐一丁というのは変わらなくて、その日のコンディションで卵が何個になるか、マックス10個、今日は4個かな」
味は醤油、味噌、カレーとベースを変えながら、飽きないようにしているそうです。
「作る時間が短くて、食べる時間が短くて、洗い物が短いというのが、このメニューになってくるかな」
献立や料理に名前は特にないそうです。名前をつけるならと聞かれて、その場でこう命名しました。
「名前を一つ決めろと言われたら、ぶっちゃけ飯、今、命名すると」
手早さを優先するのは、探検のやり方とも通じています。
「自分が超合理主義だから、とにかく最短で物事をやっていきたい、探検の活動がそもそも無駄を、できるだけ合理的に考えて、時間短く、短期間でやっていくスタイル、それは危険回避にもなるんですけど」
果物は、皮ごと
高たんぱくな食事のバランスをとるため、果物も一緒に食べます。キウイ、バナナ、りんごのうち、たいていどれかひとつです。
「りんごとキウイは基本的に、皮ごと食べるけど」
皮をむかずに食べるようになったのは、探検での経験からだといいます。
「基本的に、探検に行ったら、ジャングルの中とか、山に行ったら、木の実とか果物とか、そういうのを、一番ゲットしやすくて、剥かない癖がついちゃったというか」
未知未踏を追い求めて
なぜ洞窟に行くのか。答えは短いものでした。
「圧倒的に、未知未踏」
地球上のどこでも画面で見られるようになり、地表に未知未踏の場所はもうない。残るのは深海と地底だけで、自分だけで行ける場所を選ぶと、自然と洞窟になったといいます。
「だから未だに、自分は未知未踏がただ好きで、洞窟はあまり好きじゃないんじゃないかなって、今でも思いますね、ふと」
「あまりにも洞窟が辛すぎて、寒い、痛い、苦しい、この三拍子がある」
「でも、そこに自分から、進んでいってる自分はなんだろうと思うと、やっぱり未知未踏を追い求めて、そこが好きなんだろうなと」
翌日から向かう洞窟は、入り口から水中です。潜水の器材で潜り、狭い場所を水中で通り抜け、帰りは行きに張った細い紐をたどって戻ってくるそうです。
吉田さんにとって、朝とは
「僕にとって朝ごはんっていうものは、2つの世界を行き来している、洞窟の中と日常生活を、行き来している人間としては、食べるものも食べるシチュエーションも、全然違うんだけれども、やっぱり1日の始まり、栄養補給でね、そこからエンジンをかけて、1日動き出すっていう、そういうものかな、自分にとって朝ごはんは」
その日常生活とは別の洞窟内で食べる朝ごはんも動画配信中です。
読者のみなさまへ
暮らしを豊かにするオンラインストア →朝ごはんのために職人が作った塩辛 ほか
企業・ブランドのご担当者様へ
伝説の朝ごはんとのタイアップ・提携について →企業・ブランドのご担当者様 お問い合わせ →
